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Channel: サーカスな日々
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お受験(こういう試練が幸せにつながるかどうかの疑問度80点)

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 小学校、幼稚園受験の願書提出で、なぜ朝4時から並んだりするのか。 その現実的な理由を解説します。

2012/11/06社会   おはようございます。吉政創成の吉政でございます。

先日、朝早く、息子の通っていた幼稚園の前を通ると、願書提出の行列を見かけました。

懐かしいなぁと見ながら、そういえば私も娘、息子の幼稚園、小学校受験の願書提出で、朝4時から並んでいたことを思い出しました。

願書提出は朝8時だったり、9時だったりすると思うのですが、なぜ、5時間も6時間も並ぶのでしょうか?

ちなみにですが、学校説明会では近隣の住民に迷惑がかかるので、願書提出の順番は合否に関係がありません!と説明しています。

では、なぜ、それでも並ぶのでしょうか?

※ここで書くのはいわゆるお受験ガイドに載っているような受験校の話です。

それは確率的に合否に関係が出てくるから並ぶのです。

たいがいの幼稚園、小学校の受験には「集団行動」を見る部分があり、ここがかなり大きな配点になります。

その集団行動はグループごとに受験をするのですが、そのグループ分けの順番が願書の提出順である学校が多いです。(詳しくは志望校に強い塾に聞いてください)教育に力を入れている親の息子はたいがい躾されているので、集団行動の時に他の子にちょっかいを出して巻き添えにしたりしません。集団行動のテストの際に一人、しつけができていない子がいると、そのグループ全員不合格になることもあるようです。

それ故に、より躾がしっかりしている子と一緒に受験ができるように、親は朝から並ぶのです。

ここでポイントがあります。
朝早く並んだ際の前後の親をよく見てください。いかにも躾をしてなさそうな親がいたら、順番を少し変えたほうが良いかもしれません。さりげなく、コンビニ行くふりでもして順番を変えましょう。ただ、順番を下げても結果が変わらない可能性もあるので、そこは要注意ですがw

もし、一年後受験される方は、ご参考ください。


どうしてIT教育分野では一定の定評のある人が、こういうアドヴァイスをしたりするのかわからないが、「幼稚園」「小学校」のいわゆる「お受験」は、一定の層の親御さんたちにとってみれば、最大の悩みどころであったり、合否基準がもうひとつよくわからず疑心暗鬼になったり、こどものIQや親の資産だけでは「万全」ではないということもよくわかるのだが、くだらない話だと思う。

こどもには「いい」環境を与えたいと願うのはいたって普通の「親ごころ」かもしれないが、親と一緒に「躾」にビクビクし、早朝から並んで待つことの滑稽さは、どこかでこどもが親に対して持つ無意識に大きな影響を与えると思う。

環境論は、リスク低減論でもある。
実際に、こういう「お受験」を突破してきたこどもたち、あるいはそういう自慢の子どもを持つ親御さんたちのその後の追跡調査がどうなのか、僕はデータを持ち合わせてはいない。

僕の知人たちの中にも、会えばこどもの塾の話とか受験の話とかで頭が一杯という人が何人かいた。それぞれの家庭環境の理由があるのだろうけど、他人は「大変だねぇ」と相槌をうつしかないのだが、その子たちの現在を聞いてみると、およそその十年なりの奮闘に見合うものだとは思われない。

で、結局最後は、「まあ元気で生きていてくれたらいいよ」としごく常識的なところに落ち着いて、ようやく昔の奮闘振りを「酒の肴」にすることができるということが何回かあった。

たぶん僕はそういうことに頭を悩ます「層」でなかったことだけは、確かだ。
僕の兄弟三人は、いずれも家から一番近い公立学校に当たり前のように所属して、当たり前のように卒業して、そしてまったく異なる人生を歩みながら、まあそれぞれが自分の出来の悪さにそこそこ見合った子どもたちを半ばほったらかしで見ている。

みんなこどもは30歳近くかそれ以上になっている。
とにもかくにも、生きている。
それだけが、なんの自慢も出来ないし、こどもには申し訳ないと思うこともたくさんあるが、関係としてみればある意味それで十分なところがある。

 


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