
バレーボール・W杯女子大会最終日(18日、日本3−0アメリカ、東京・代々木第一体育館)日本は世界ランク2位のアメリカをセットカウント3−0、ストレートで下し、1989年東京大会以来となる4位に入った。
日本は第1セット、アメリカと一進一退の攻防。中盤は3点差をつけられたが、粘りのバレーを発揮。23−24とアメリカにセットポイントを奪われたが、木村が2回ブロックされた後、3度目のスパイクを見事に決めて同点とした。28−27とした後、最後は江畑が決め、29−27で先取した。
第2セットも序盤はともに譲らなかったが、中盤から江畑、木村のアタックなどで日本がリードを広げる。最後は1点さまで詰め寄られたが、江畑のスパイクで25点目を奪った。
2セットを取られた時点で優勝がなくなったアメリカは第3セットにミスを連発。日本は岩坂のブロック、荒木のクイックなどで得点を重ね、25−18で振り切り、ストレート勝ちを飾った。
試合前、中国がドイツを3−0で下し、勝ち点を26に伸ばして3位を確定させた。この結果、日本の五輪出場権獲得は持ち越しとなった。
今回も日本女子の試合をほとんどかかさずテレビの前で見ることになった。
ブラジルにドイツにそしてアメリカに勝つなんて、ちょっと信じられなかった。
一生懸命、日本バレーの高みを目指している彼女たちを見ると、テレビの前で手に汗してヨッシャー!と叫んだりして、あるときは涙ぐんでしまうのだ。
サッカーや柔道や水泳や体操や・・・それぞれオリンピックを目指す日本人たちの活躍は興味深いが、女子バレーが僕にとってはダントツで興奮素材なのである。
いままでの苦難の歴史のこともあるし、次々と出てくる新しい代表選手たちのキャラなんだろうか、とも思う。
今回は、岩坂、新鍋という若い二人が物怖じせず、江畑も立派にエースになった。
木村、竹下、佐野といったベテランは文句のつけようもない。
で、コートの中では、こんなに頼もしい子たちが、インタヴューなんかの受け答えでは、なんか天然が入っておっとりとしているのだ。
そのギャップみたいなところに惹かれるのかもしれないな。
序盤のイタリア、セルビアへの負けなどが響いて4位と惜しかったが、まだまだドキドキさせて欲しいものだ。