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知性/立川談志(落語家)/75歳

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立川談志さん死去=毒舌と自分流、古典にこだわり

時事通信 11月23日(水)17時1分配信

 

 落語家で元参院議員の立川談志(たてかわ・だんし、本名松岡克由=まつおか・かつよし)さんが21日午後2時24分、喉頭がんのため死去した。75歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。後日、お別れの会を行う。喪主は妻則子(のりこ)さん。
 1952年、高校を中退して五代目柳家小さんに入門。63年真打ちとなり、五代目立川談志を襲名した。回転の速いしゃべりと毒舌でテレビ番組でも人気者となった。66年に始まった日本テレビ系の「笑点」では初代司会者を務めた。
 69年、衆院選に旧東京8区から出馬し落選。71年には参院選全国区で最下位当選し、自民党入党。沖縄開発庁政務次官を務めたが、酒に酔って臨んだ記者会見での問題発言で次官を辞任した。
 その後、落語家の活動に力を入れたが、真打ち制度をめぐり、所属していた落語協会を83年に弟子と共に脱退し、落語立川流を創設して家元に就任。常設の寄席に出演できなくなったものの、ホールでの落語会を続け、人気を集めた。落語は「人間の業の肯定だ」として、古典を現代的に究めることにこだわり続けた。
 弟子にはテレビの司会などでも活躍する立川志の輔さん、立川志らくさん、古典落語が人気の立川談春さんらがいる。
 談志さんは97年に食道がんの手術を受け、がんや持病の糖尿病と闘いながら落語を続けた。3年前には喉頭がんを治療したが、昨年11月に再発。本人の希望で手術はせず、できる限り高座に上がり続けたが、今年3月6日の川崎市での一門会の高座「蜘蛛駕籠(くもかご)」を最後に活動を休止していた。

最後まで、自分のダンディズムのようなものを貫き通した人だったと思う。
談志語録は、たくさんありすぎて困ってしまうほどだ。
僕はなんといっても、あの話し方が好きだった。
本質をズバっとつきながら、最後はちょいっとオチでしめたり、おどけて見せたりする。
そのオチやおどけにも、実は本当に言いたい逆説があったりする。

ガンと診断されて、記者会見もして、その場でもタバコをプカプカ吸い、それからも糖尿病の持病もあり、
闘病生活は長かった。
そういえばこんなことも言ってたな。
「人間60歳を過ぎたら、死というものをいつも考えなくちゃいけません。それが知性というものでござんす。
生きたい、生きたいというのは欲望ざんしょ」てなようなことだったように記憶している。
もし、日本型のインテリゲンチャというものが存在するとしたら、僕は談志のような人なのかもしれないな、と思うことがある・・・合掌!



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